お陰様で無事盛会のうちに終了することができました。


土サミット 文明と土~地域づくりの歴史から土の未来~

FUKUOKA 2023

2023年10月26日(木)10:00~17:30(交流会 18:00~) 【会場】ホテルニューオータ二博多 〒810-0004 福岡県福岡市中央区渡辺通1-1-2
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Web同時開催CPD認定プログラム

今年のポスター写真「宮地嶽神社・光の道」について

1700年前に創建された宮地嶽神社は、宮地嶽三柱大神のご加護のもと、
事に当たれば、どのような願いも叶うとして「何事にも打ち勝つ開運の神」として信仰されております。

今年は参加された皆様の開運を願い、丹色(赤土の色)に輝く「光の道」を選びました。

奥の院には、地下の正倉院と称される「巨大古墳」もあり、土との縁があります。

古の文明と「土」に触れる旅に、ぜひお越しください。

Informationお知らせ

Purpose 趣旨・目的

土サミット Tsuchi Summit

土サミットは土に携わる各業界の皆様を取り巻く問題、今後の課題を話し合い、各業界団体の垣根を超えた情報交換の場として開催しております。
 一般的に土のリサイクルから思われるのは農業の土壌改良です。しかし、建設工事に伴い発生する土(建設発生土)もリサイクルされているのです。リサイクルされた土を現場で再利用することで自然を守り、リユースされた土は田んぼや畑に使われております。
様々な土のリサイクルを通して自然の財産を守る私達の業界について、多くの人に知っていただける場になれば幸いです。

土の課題 Soil Challenges

私たちは、再利用可能な「土」が再利用されることなく処分され、投棄された土が社会生活の負の位置づけになっていることに、心を痛めております。
リサイクルは、再生利用するものです。リサイクルプラントに出すだけで、使っていただかなければ、リサイクルにはなりません。
 今年は盛土規制法の施行・資源有効利用促進法の省令改正により「土」の取扱いが大きく変わる年です。そこで、国・自治体等の行政の最前線の動向を解説していただき、土の適正・適切な取り扱いの政策ついて講演をいただきます。

土の未来 The future of the soil

当協会は、次の世代へ「土」を資源として残すため、土のリサイクルにより環境への負荷を軽減し、豊かな自然を未来につなぐ活動を行っております。
土サミットでは、土の様々なリサイクル・リユースのご紹介の他、学生たちによるセッションから未来を志向します。
今年は地元九州の学生によるセッションと共に、九州の地から地政学・文化・歴史と土について講演をいただき、パネルディスカッションにてローカル土について語ってもらいます

土、それは植物の生育媒体であり、
水を蓄え浄化する。
地球の大気を組成し、
生物の住みかとなる。

Soil is the medium that nurtures the growth of plants.
It holds and purifies water.
It composes the earth’s enbironment and is the habitat of plants.

Theme テーマ

2023年、土サミットのテーマは「文明と土」
今年は会場を福岡に移し、ローカル土を通し土の歴史を見つめてみたいと思います。業界の「土」の取扱いが大きく変わる年となることから、第1部・建設発生土のリサイクル」に関する行政の取組、第2部・オンライン見学、第3部・「文明と土」と題して地元九州の学生によるパネルディスカッションを行います。
第4部・第5部では、特別講演と地域の土、そして未来への土の講演をいただきます。
また、土サミットは昨年より大学生によるディスカッションを取り入れております。今年は新たに「こども土サミット」として、ローカル土による土学習を開催致します。
近年、土の様々な問題が取り沙汰されるようになっておりますが、土が持つ本来の姿を様々な観点から子供たちと共に見つめてゆきたいと思います。
今年も土の未来を拓く対話の会に是非ご参加下さい。

主催者代表
一般社団法人全国建設発生土リサイクル協会
理事長 赤坂 泰子

土サミット2023オープニング映像

たくさんのご参加ありがとうございました

Program プログラム

10月26日(木)
土サミット2023 プログラム(敬称略)

総合司会 JASRA顧問 塚田幸広

10:00

オープニング

10:10~10:40

基調講演
「多様な土の多様なとらえ方」

京都大学 大学院地球環境学堂長 (教授) 勝見 武


10:40~11:20

【第1部 発生土の有効利用】

特別講演①
「盛土規制法施⾏等を踏まえた建設発生土リサイクルについて」

国土交通省総合政策局公共事業企画調整課

11:20~11:40

「福岡県における建設発生土の有効利用について」
福岡県県土整備部企画課技術調査室技術調査班

11:40~12:00

「静岡県における建設発生土リサイクルへの取組み」
静岡県交通基盤部建設経済局技術調査課技術調査班長

12:00~13:00
<昼休憩>

13:00~13:30

【第2部 最先端技術と土】

「リニア中央新幹線・神奈川県駅(仮称)工事における建設発生土の有効活用例の紹介」
株式会社奥村組


13:30~14:10

【第3部 文明と土】

特別講演②
「文明と風土~風景から読み解く土の未来へ~」

熊本大学大学院先端科学研究部 准教授 田中 尚人

14:10~15:10

「土はおもしろい! 土の魅力を語る」
~九州の大学生による発表とパネルディスカッション~
<コーディネーター>
熊本大学大学院先端科学研究部 准教授 田中 尚人
<発表者>
·  福岡大学大学院 工学研究科 建設工学専攻 寺野 綜太 ·  九州大学大学院 生物資源環境科学府 環境農学専攻
生産環境科学教育コース 石生 有希
·  熊本大学大学院 自然科学教育部・土木建築学専攻
土木工学教育プログラム  毛利 輝
·  鹿児島大学大学院 理工学研究科 博士後期課程
総合理工学専攻 軸屋 雄太

15:10~15:30

「土の愛し方」(映像録画)
京都大学大学院工学研究科都市社会工学専攻 江城 静順

15:30~15:45

こども土サミット開催報告
「ローカル土による土学習」と題して、土偶づくりから土の大切な役割を学ぶことを目的に8月に開催する、
小学生を対象とした「こども土サミット」の開催状況を報告します。

15:45~16:00
<休憩>

16:00~16:30

【第4部 ローカル土】

特別講演③
「ローカル土を使う。JAPANコンストラクション」

宮崎大学工学部土木環境工学プログラム 准教授 福林 良典

16:30~17:20

産官学によるパネルディスカッション「災害とローカル土リサイクル」
<ファシリテーター>
横浜国立大学 客員教授 松永 昭吾
<話題提供>
国土交通省九州地方整備局
<パネラー>
宮崎大学工学部土木環境工学プログラム 准教授 福林 良典
国土交通省九州地方整備局
JASRA九州支部長 大坪 尚宏


17:20~17:30

【第5部 土の未来に向けて】

「土のリサイクルにおけるJASRAの役割と展望」

17:30~17:35
「土サミットFUKUOKA2023福岡宣言」
17:35~17:45
「土サミットFUKUOKA2023総括」
17:45

閉会

勝見 武氏

勝見 武京都大学 大学院地球環境学堂・教授

1989年京都大学工学部卒業、
2009年同大学院地球環境学堂教授、
2020年同地球環境学堂長。
2012年日本学術振興会賞。
2022年地盤工学会副会長。専門は地盤環境工学。

田中 尚人

田中 尚人熊本創生推進機構 地域連携部門
くまもと水循環・減災研究教育センター 同 デジタルアーカイブ室

平成10年10月 京都大学大学院工学研究科 助手
平成15年2月 岐阜大学 工学部 講師
平成18年4月 熊本大学 大学院自然科学研究科 助教
平成19年4月 熊本大学 大学院自然科学研究科 准教授
平成30年4月 熊本大学 熊本創生推進機構 准教授
令和4年6月 熊本大学 大学院先端科学研究部 准教授

福林 良典

福林 良典宮崎大学工学部 准教授 博士(工学)

1998年 京都大学大学院工学研究科博士前期課程 修了
1998年から2004年 民間建設会社にて勤務
2007年 京都大学大学院工学研究科博士後期課程 修了
2007年から2017年 認定NPO法人道普請人 常務理事
2018年 宮崎大学工学部 准教授(現職)
2018年~ 認定NPO法人道普請人 理事
2019年~ JST-JICA 地球規模課題対応国際科学技術協力事業 「特殊土地盤上道路災害低減に向けた植物由来の土質改良材の開発と運用モデル(エチオピア)」 研究分担者
技術士(道路)、2015年土木学会論文賞

松永 昭吾

松永 昭吾(株)インフラ・ラボ代表取締役
横浜国立大学総合学術高等研究院 客員教授
九州産業大学教授(非常勤)

 横浜国立大学総合学術高等研究院 客員教授、九州産業大学教授(非常勤)、インフラ・ラボ代表取締役。国内外において橋の設計・維持管理、および地震/噴火/豪雨災害等の災害調査・復旧計画を専門とする土木技術者、研究者。大学、行政機関等において教授・講師をつとめるかたわら、東京、大阪における舟遊びガイドや、子どもたち向けの土木工事の本物体験イベントを開催している。
 モットーは「土木は優しさをかたちにする仕事」。趣味は土木写真と歴史散歩、読書。博士(工学)、技術士(総合技術監理、鋼構造及びコンクリート、道路)。土木学会員、日本建築学会員。土木学会地震工学委員会委員、土木図書館委員、魅力ある土木の世界発信小委員会委員長、WEB情報誌fromDOBOKU偏集長。(一社)ツタワルドボク副会長、NHK福岡放送局「スゴイゾ!土木偉人」ナビゲーター、FM福岡「モーニングジャム」土木災害専門家。1970年長崎県佐世保市生まれ。

塚田 幸広

塚田 幸広JASRA顧問 アジア航測㈱総括技師長

【プロフィール】
1981年に北海道大学工学部を卒業。建設省入省、東北地方建設局酒田工事事務所長、近畿地方整備局企画部長、国土技術総合研究所道路研究部長、独立行政法人土木研究所研究調整監を経て、2015年から8年間、公益社団法人土木学会専務理事。
2023年6月よりアジア航測㈱総括技師長。

Access アクセス

ホテルニューオータニ博多

福岡市中央区渡辺通1-1-2
TEL. 092-714-1111

電車・バスでお越しの方

博多駅からお越しの方(地下鉄)
地下鉄「七隈線博多駅」より乗車、「渡辺通駅」でお降りください。(所要時間5分)
博多駅からお越しの方(バス)
①「博多駅前A」のりばから行先番号44・300~305・307・Kに乗車、「渡辺通一丁目電気ビル共創館前」または「渡辺通一丁目十八銀行前」でお降りください。(所要時間約7分)
②「博多駅前B」のりば(KITTE博多前)から行先番号9・10・11・15~17・19・50・58-1・65・214に乗車、「渡辺通一丁目電気ビル共創館前」または「渡辺通一丁目十八銀行前」でお降りください。(所要時間約7分)

車・タクシーをご利用の方

  • 天神北ランプを降りて、渡辺通りを直進してください。左手にホテルが見えて参ります。(所要時間約10分)

Entry 参加申し込み

※土サミットへの参加は事前登録が必要です。
事前登録受付:6月1日より申込受付開始

参加申込みはこちら

会 場

ホテルニューオータニ博多
〒810-0004 福岡市中央区渡辺通1-1-2

後 援

  • 公益社団法人 土木学会
  • 公益社団法人 地盤工学会
  • 一般社団法人日本建設業連合会 九州支部